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2020.12.11

印刷したら色が違う?~色校正・特色印刷とは?~

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印刷の色味について、いよいよ最後の記事になります。

第1回(データと同じ色ならないのはなぜ?)、第2回(以前と同じ色は作れない?)のブログでは
画面上の色と印刷物では、色の見え方が異なる
用紙や、印刷する機械によって見える色は変化する
という色が変わってしまう原因についてご紹介いたしました。

前回までの記事を読んだけど...『どうしても納得のいく色味を作ることはできないの?』
『なんとかイメージ通りの色をだす方法はないの?』という場合には、『色校正』、『特色印刷』という方法があります。

『特色印刷』は通常は混色で表現する色を"1色"として使用する印刷方法です。色ムラや、ブレが起きにくい特徴があります。
『色校正』は実際に印刷をおこなう前に、色味の確認を行えるサービスです。

「印刷の色について」最後の記事になる今回は、それぞれの特徴や利用方法についてご紹介させていただきます。


この記事の目次


01.印刷物ができる流れ

本題に入る前に、あなたはDTP(DesktTop Publishing-デスクトップパブリッシング)という言葉をご存知でしょうか?
印刷業界がデジタル化する前は、印刷までの作業工程(デザイン、版下作成、製版)は専門家によって分業化されていました。

DTPとは簡単に説明すると、印刷を行う前の製作作業(デザイン、版下作成、製版など)をパソコンで行うことです。
日本語では『卓上出版』や『机上出版』と呼ばれ、出版を行うための作業フロー全体のことを指します。



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データの入稿から印刷されるまで

企画〜校正作業が完了して出力データが完成したら、印刷会社へ入稿します。あとは製本・納品を経て印刷物が完成します。
『オフセット印刷』、『オンデマンド印刷』、『活版印刷』など印刷方法によって、仕上がりは異なります。


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オンデマンド印刷では、入稿データを直接出力し印刷するため製版作業はありません。
印刷所によっては、印刷の事前確認ができる『色校正(試し刷り)』サービスがあります。


02.色校正とは

DTPが登場する以前、パソコンで入稿データが作成でき、事前に完成イメージをある程度確認できる前
文字校正を終えたあとにデザイナーが印刷の色を指示し、試し刷りをしてようやく完成イメージを確認できました。

これを色校正といい、現在では事前に印刷イメージを確認してから本番の印刷へ進むことができるサービスを指します。
色校正には大きくわけて『簡易校正・本紙校正・本機校正』の3種類があります。
※色校正の名称は会社により異なる場合がございます。


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簡易校正(DDCP)

『デジタル校正』や『デジタルコンセ』など名称はさまざまですが『校正専用機で刷らず』にデータを直接
『色校正用の専用紙に専用のインクで出力』する校正方法です。印刷網点の再現性が高く鮮明な校正になります。

校正専用紙への印刷のため、実際に印刷を行う本番用紙とは発色が合わない場合があります。
納期とコストを抑えて校正を行いたい場合は簡易校正がおすすめです。


本紙校正(平台校正)

『実際に印刷する用紙と同じ紙に実際のインク』で行う校正方法です。
実際の用紙と同じものに印刷を行うため、インクの乗り具合などを確認できます。

校正専用の機械で印刷を行うため、正確性を求める場合は簡易校正よりこちらがおすすめです。
実際の印刷機器と校正専用機では印刷方式が異なるため、必ずしも同じ色にならない場合があります。


本機校正

呼び方が会社によって違う場合が多いですが『実際に印刷を行う機械』で印刷する校正方法を指します。
基本的には『本番と同じ機械、同じインク、同じ環境』で試し刷りを行いますが
用紙に関しては本紙と校正専用紙のどちらかになります。

専用の版の作成から、本番と同じ環境を整えるため時間とコストが一番かかります。
その分、実際の仕上がりに近い状態で確認ができるため厳密な色味を求める場合はこちらがおすすめです。

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雑誌や宣伝ポスターなど、こだわりを追求する場合はデータの修正を行い、何度も色校正を行います。
その分コストもかかりますので、どの程度なら妥協できるのかをイメージしておくことが色校正で失敗しないコツです。

色校正の種類によって、金額や納期、色調の再現度などが変わりますのでご注意ください。
色校正にかかる費用や詳しいサービス内容に関しましては、各印刷会社にお問い合わせください。


『半年前に色校正を行ったから、今回も同じ色になるだろう』という考えは危険です。
第2回のブログに記載した通り、温度・湿度の影響によって、印刷の色味は変化します。
以前の印刷から期間をあけて、同じ色味で増刷をしたい場合は、都度色校正を行う必要があります。


03.特色印刷とは

『特色』とは『CMYK』(プロセスカラー)では再現できない色を、表現するために調合されたインクのことです。
スポットカラー特練色と呼ばれることもあります。通常緑色を表現するにはC(シアン)とY(イエロー)をかけ合わせる必要がありますが、緑色のインクがあればそのインク単色で表現することができます。


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上記のような特定の色を表現するために調合されたインク『特色インク』と呼びます。
特色インクを使用した印刷を『特色印刷』と呼び、インクは他にも白や蛍光色、金・銀、パステルカラーなどがあります。


特色の使い方

『DIC』『Pantone』『TOYO』などの色見本や、カラーチップを使用して『DIC●番』というように色を指定し使用します。
特色は企業ロゴに使用されることが多く、DICPantoneTOYOそれぞれの違いは、インクを作っている会社です。
※特色指定での入稿方法は印刷会社により異なりますのでご注意ください。


特色が使える印刷所は?

特色は専用のインクがないと印刷することができません。そのため特色印刷を行いたい場合は
利用したい印刷会社が、特色印刷を行っているかどうか、指定できない色はあるかなどの確認が必要です。

オンデマンド印刷はトナーによる印刷を行っているため、インクを使用する特色印刷は対応していません。
特色とは別に、金色やクリア印刷、ホワイトトナーを使用したオンデマンド印刷もあります。

特色印刷に対応していない印刷所で、特色カラーが含まれるデータを印刷すると
特色部分が抜けてしまったり、印刷機側で近似色に変換されて出力されますのでご注意ください。


特色印刷のメリット

  • ・1色や2色刷りの場合、コストを抑えることができる
  • ・カラー値100%でも薄い淡い色が印刷できるため、版ズレや網点化の心配がない
  • ・印刷所が違っても、だいたい同じ色になる

逆にいえば、上記のような不安がある場合は特色印刷を視野に入れていただくのが良いと思います。


04.印刷したら色が違って見えるポイントのおさらい

  • 1.データと印刷物の色の見え方による差
     CMYKとRGBによる色表現の違い、色を確認する際の光源によって色の見え方は変化します。

  • 2.印刷機器による違い
     オフセット、オンデマンド印刷などの印刷方式の違いや、機械の調整によって印刷会社ごとに印刷色は異なります。

  • 3.用紙による発色の違い
     用紙の種類や、用紙自体の色によっても印刷の発色は異なります。

認識による色の差を埋めるためには

人によって認識できる色の範囲、濃い・薄いなどの基準は異なります。
もも色をピンクと認識している人もいれば、いやピンクといえばいちごでしょ? と感じる人もいます。
色の見え方には色を見る環境以外にも、個人の経験や感性による違いも含まれ色の認識を統一することはとても難しいです。

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こうした認識の違いによるトラブルを防ぐためにも、印刷見本がある場合は入稿前にサンプルを取り寄せる。
厳密にイメージとすり合わせたい場合は色校正サービスを利用して、色味の補正を行うなどの確認をおすすめいたします。



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