箔押し加工

素材に箔を貼り付けたり、押印をすることで模様や文字を表現する加工のことを指します。印刷では難しいメタリックな色を出すことができるため、高級感や華やかさの演出によく使用されます。

加工の種類について

名刺良品では「金箔」と「銀箔」の2種類をご用意しています。どちらもツヤのあるものを採用しています。

金箔

多くの方が「箔」と聞いて思い浮かべるような、高級感が伝わりやすいオーソドックスな金色です。
ロゴや徽章などのワンポイント加工によく使用されますが、落ち着きのある色合いで、広い面の加工でも派手になりすぎません。

銀箔

こちらもオーソドックスな銀色ですが、ツヤがあることでメタリックな印象になります。 華やかさよりは、落ち着きやクールさを出すことが得意です。
様々なデザインに調和しやすい色合いです。

混合箔

片面で「金箔」と「銀箔」を両方使用する、または両面印刷で片面ずつ別々の箔を使用することを指します。 「ロゴは金色、社名は銀色」といった使い方ができます。
その場合は片面で2色分の料金が発生しますがその分、特別感は一層増します。

作成例

箔押し加工 料金

箔押しを行うデータを便宜上「版」と呼びます。
料金は版の数によって決まるため、箔押し箇所の大きさに制限はありません。

版の数 (箔の種類 / 加工面)

納期

価格

1版 (金or銀 / 片面)

+1営業日

+2,200円(税込)/ 箱

2版 (金or銀 / 両面)

+1営業日

+4,400円(税込)/ 箱

2版 (片面金+片面銀 / 両面)

+1営業日

+4,400円(税込)/ 箱

2版 (金+銀 / 片面)

+1営業日

+4,400円(税込)/ 箱

3版 (片面金+銀、片面金or銀 / 両面)

+1営業日

+6,600円(税込)/ 箱

4版 (金+銀 / 両面)

+1営業日

+8,800円(税込)/ 箱

注文画面では、下図のように加工面と箔の種類にそれぞれチェックを入れられるようになっています。
「チェックの数=版の数」です。

箔押し加工の手順

箔押し加工には、金型でプレスをする方式と、箔のフィルムを転写する方式があります。
名刺良品では後者の『転写方式』を採用しています。
金型(版)の作成が不要のため、低コストでの加工が可能です。

「箔押し部分を印刷→熱で箔のフィルムを印刷箇所に圧着→残りのデータを印刷・断裁」という手順で加工を行います。

データ作成の注意点

必ず弊社の専用テンプレートをご利用ください

転写方式の箔押しでは、箔押しをするデータとその他のデータが分かれている必要があります。
テンプレートのダウンロードはこちらから

箔押し部分は必ず「K100%」で作成してください。

印刷部分に箔のフィルムを圧着させるには、濃い色で印刷をする必要があります。

箔押し部分の周りに『1.5~2mm』以上の余白を設けてください

箔押し加工後にその他のデータの印刷を行うため、箔押しと他のデータが重なるデザインは作成ができません。
また、印刷ズレによって箔と他のデータが重なってしまうことを防ぐために余白を設定する必要があります。

加工に適した用紙

『転写方式』の箔押し加工では、印刷部分に箔フィルムを反応させて圧着するため、印刷が乗っていない部分には箔を乗せることができません。
凹凸や質感のある用紙は、印刷時にムラや 白抜け(印刷が乗り切らない部分が出ること)が生じやすいため、 安定した品質での提供が難しくなります。

箔押し加工の適性が低い用紙は、弊社であらかじめご注文ができないように設定しています。
加工可能な用紙は、『取扱い用紙一覧』 > 用紙の詳細ページ > 『加工適性』の項目から確認できます。
「◯」がついていれば、加工可能です。

ご注文時の色数について

『転写方式』の箔押し加工では、モノクロで印刷した後に箔のフィルムを圧着させるため弊社では、箔押し箇所の色数は「モノクロ」として扱っています。
箔押し箇所以外の印刷データにカラーが含まれていれば「カラー」、全てモノクロであれば「モノクロ」としてご注文ください。
※箔押しのみの面は「モノクロ」です。