ビジネスで利用する名刺は、名前や会社情報を伝えるだけでなく、自分や会社のイメージを相手に伝える大切なツールです。
シンプルで見やすいデザイン、おしゃれで個性のあるデザイン、かっこいい印象や高級感を意識したデザインなど、名刺の仕上がりによって相手が受ける印象も変わります。
「ビジネスに合った名刺デザインに見直したい」
「お客様に好印象を持ってもらえる名刺を作りたい」
「印刷や用紙選びで失敗したくない」
このように考えている方も多いのではないでしょうか。
名刺は小さなカードですが、デザインやカラー、掲載する情報、用紙の質感や厚み、加工など、さまざまな要素を組み合わせて作ります。
見た目のおしゃれさだけでなく、必要な情報が読みやすく、売り出したいイメージに合っていることも大切です。
本記事では、ビジネス向け名刺のデザインで押さえたいポイントをはじめ、用紙や加工の選び方など、
名刺を作成するときに知っておきたいコツをご紹介します。
ビジネスにおける名刺の役割
名刺には一般的に、会社名、氏名、役職、電話番号、メールアドレス、住所などの基本情報を記載します。
名刺交換の目的は連絡先を伝えることだけではありません。
自分の名前や会社、サービスについて知ってもらい、その後の問い合わせや商談につなげる役割もあります。
最近では、企業やサービス概要を紹介するWebサイトページ、SNSなどへ案内するQRコードを掲載した名刺もよく利用されています。
また、ロゴや配色、写真、用紙なども、会社のブランドイメージを伝える要素になります。
営業や商談などのビジネスシーンでは、名刺が相手の目に触れる最初のツールになることも多いので、
誰に渡す名刺なのか、どのような会社だと感じてもらいたいのかを考えながらデザインを選びましょう。
好印象を与える名刺デザインのポイント5つ
⒈ 必要な情報を見やすく整理する
名刺は小さな1枚ですが、たくさんの情報を掲載できます。
だからといって、文字や画像などの要素を詰め込みすぎると窮屈な印象になり、見てもらいたい情報が分かりにくくなってしまいます。
まずは掲載したい情報を整理しましょう。一般的には、次のような情報を記載します。
- 会社名・ショップ名
- ロゴ
- 氏名
- 部署名・役職
- 会社および店舗の住所
- 電話番号
- メールアドレス
- WebサイトのURL
- サイトやSNSのQRコード
掲載する内容がまとまったら、レイアウトにそって文字情報を配置します。
必要に応じて、文字の大きさや行間に差をつけましょう。
氏名や会社名など、最初に見てほしい情報を大きくするのがポイントです。
法人の名刺は、企業で決まったテンプレートを用意しているところも多いですが、
ゼロから作るのが難しい場合は、印刷会社が提供しているデザインテンプレートを利用するのもおすすめです。
名刺良品でも、無料で使える150種類以上のデザインテンプレートのほか、
法人のお客様に向けて、名刺作成・管理・増刷に対応しているサービス『名刺良品Biz』もご用意しております。
QRコードを掲載するときのポイント
QRコードは、商品やサービス紹介、予約ページ、SNSなどへ誘導したい場合におすすめです。
ただし、リンク先を増やしすぎると、どのQRコードを読み取ればよいのか分かりにくくなり、
一番見てもらいたいページを見てもらえない可能性が上がります。
複数のページへ案内したい場合でも、目的に合わせて優先順位を決め、誘導先のページを絞りましょう。
また、QRコードはデータ上で表示されていても、印刷したときに小さすぎると読み取れない可能性があります。
入稿前には実際の印刷サイズで読み取りを確認し、リンク先が正しいか、QRコードと背景の色に十分な明暗差があるか、
周囲に余白が確保されているかも確認しておきましょう。
⒉ 紙の中の空間にゆとりをもたせる
会社名や氏名、連絡先など、行ごとの情報に適度な間隔を設けることで、ひとつひとつ情報に目が行き、内容を把握しやすくなります。
また、ロゴやSNSのアイコンを使用する場合は、周囲に広めの余白をとることで、ほかの要素と区別しやすくなり、画面にメリハリが生まれます。
複数の情報を掲載するときも、まとまった内容ごとに間隔を空けると、名刺全体にまとまりが生まれます。
⒊ 表面と裏面の役割を分ける
掲載したい情報が多い場合は、表面と裏面で役割を分ける方法もあります。
◼︎表面:基本情報
会社名・氏名・役職・連絡先など、名刺交換の際に必要となる基本情報をまとめる
◼︎裏面:追加情報
商品やサービスの一覧・店舗情報・SNSなど、相手に知ってもらいたい情報を掲載する
表面に情報を詰め込みすぎず、裏面に内容を分けることで、名刺全体をすっきりと見せやすくなります。
裏面には、サービスメニューや予約フォーム、地図やお問い合わせ先などを掲載するのもおすすめです◎
また、海外の企業と取引で利用したい場合、両面で言語表記を分けるといった使い方もできます。
⒋ 会社や業種に合うカラーを選ぶ
名刺のカラーやデザインは、会社やサービスのイメージに合わせて選ぶことが大切です。
業種や仕事内容に合ったデザインにすることで、名刺から伝えたいイメージを表現しやすくなります。
法人営業・コンサルティング
法人向けのビジネスでは、白をベースにブルーやネイビーをポイントに使ったシンプルなデザインが定番です。
必要な情報を絞りすっきりさせることで、誠実で信頼感のある印象につながります。
環境・自然に関わる業種
グリーンやブラウン、ベージュなど、植物や自然をイメージさせるカラーがよく合います。
ナチュラルな色合いに加えて、素材感のある用紙を選ぶなど、自然を感じられる要素を取り入れるのもおすすめです。
美容系のショップやサロン
ピンク系やホワイト、淡いカラーを中心に、店舗や商品の写真、部分的に柄などを使用すると、
華やかでおしゃれな雰囲気と清潔感を表現できます。
スポーツ関連
赤やオレンジなどをアクセントカラーとして使用すると、活動的なイメージを表現しやすくなります。
躍動感のあるレイアウトや力強いフォントを組み合わせるのもよいでしょう。
クリエイティブ系・アパレル系
作品・商品の写真やイラストを掲載することで、カラフルな表現を使いやすい業種です。
一般的な名刺とは異なる個性的なレイアウトやサイズを選択することで、制作会社やデザイナーらしいこだわりを表現することもできます。
ブランドイメージの統一感を出すために、ロゴやコーポレートカラーなど、
会社で決められた色やテンプレートがある場合は、規定に沿って制作しましょう。
Webサイト、パンフレット、封筒やフライヤーなど、ほかの販促物とテーマを揃えることで、
ブランドイメージに一貫性が出て、受け取る側にも安心感が生まれます。
ショップカードやポイントカード、診察券なども同様に、店舗や会社のロゴやイメージカラーをベースに制作しましょう。
名刺良品では名刺をはじめ、ショップカードや診察券にも使えるデザインテンプレートをご用意していますので、
迷ったときはぜひご活用ください。
⒌ サイズと向きを用途に合わせる
名刺はサイズや向きによっても印象が変わります。
日本で広く利用されている一般的な名刺サイズは91×55mmです。
名刺入れもこのサイズを基準に作られているものが多く、国内ではシーンを問わず使いやすいサイズです。
ビジネス向けで迷った場合は、この定番サイズを選んでおくと安心です。
横型:
幅広いビジネスシーンで使われています。
スタンダードなレイアウトが多いので、役職や氏名、連絡先を始め、webサイトのURLやメールアドレスなど、
横書きの長い情報も読みやすいのが特徴です。
縦型:
横書きでも縦書きでも違和感なく情報を掲載できます。
横幅が細くなる分、文字サイズやレイアウトのバランス取りが横向きのデザインと少し異なりますが、
スタイリッシュな印象を出したい場合におすすめです。
シンプルなデザインでも変化を出しやすく、和風のデザインやショップ系の名刺にも利用されています。
正方形などの変形サイズ:
一般的な名刺とは異なる形をそのものをデザインの一部として利用できます。
形そのものが個性的なので、クリエーターやデザイナーなど、
クリエイティブ系の職種や美容・アパレル系の業種などでよく選ばれていますが、
保管しにくい場合がある点には注意しましょう。
ビジネス名刺の印象を左右する用紙の選び方
名刺をどんな用紙に印刷するかも大切なポイントです。
同じデータを使用しても、紙の色、厚み、表面の質感などによって仕上がりの印象は変わりますし、
何よりも手にした時の印象は紙によって大きく変わります。
名刺良品では、シンプルなデザインに合わせやすい定番の用紙から、紙の風合いや高級感を楽しめる人気の用紙まで、さまざまな種類の用紙をご用意しています。
今回は、デザインやイメージ別におすすめの用紙をご紹介します。
シンプルで清潔感のあるビジネス名刺|マシュマロCoC ホワイト
白色度が高く、なめらかな手触りが特徴の高級上質紙です。
一般的な上質紙と比べて表面の凸凹が少なく、シンプルなデザインでも上品で高級感のある仕上がりになります。
やわらかな触り心地でありながら、しっかりとしたコシもあるため、ビジネス名刺にも取り入れやすい用紙です。
紙の風合いを生かした上品な名刺|ヴァンヌーボVG-FS スノーホワイト
紙本来のラフな質感と高い印刷適性を合わせ持つ高級印刷用紙です。
表面にはなだらかな凸凹があり、自然な手触りを楽しめる一方、印刷した部分にはほどよいツヤが生まれ、
カラーや写真も鮮やかに見せやすいのが特徴です。
白色度も高いため、モノクロ・カラーを問わず印刷部分のコントラストが出やすく、
余白を生かしたシンプルな名刺や、写真を取り入れたデザインにもおすすめです。
写真やカラーをきれいに見せたい名刺|OKマットポスト
光沢を抑えたマットな質感と、しっとりとしたやわらかな手触りが特徴の定番用紙。
ツヤのあるアートポストとは異なり、光沢を抑えたソフトな風合いに仕上がるため、
カラーを鮮やかに見せながらも落ち着いた印象を与えられます。
写真やイラストの再現性が高く、ベタ印刷にも適しているため、顔写真入りのビジネス名刺や
作品を掲載したクリエイター向けの名刺など、ビジュアルを生かしたデザインによく選ばれています。
やわらかな風合いを生かした名刺|アラベール-FS スノーホワイト
画用紙のような細かな凸凹と、ふんわりとしたやさしい手触りが特徴の高級印刷用紙です。
表面に塗工をしていないため紙本来の風合いを感じやすく、印刷した色も用紙になじむような落ち着いた仕上がりになります。
素材感を生かしたシンプルなデザインや、淡いカラー、水彩風のイラストとも相性がよく、自然になじみます。
より素朴でクラフト感のある仕上がりにしたい場合は、「モダンクラフトF 198kg」などの用紙を選ぶ方法もあります。
華やかさや高級感を演出する名刺|ペルーラ スノーホワイト 180kg
両面に真珠のようなパール調の加工が施された高級印刷用紙です。
光の当たり方によってキメ細かな輝きが変化し、華やかで上品な印象に仕上がります。
表面は平滑で少しツルっとした手触りがあり、写真やイラストを取り入れたデザインでも好相性です。
用紙そのものの輝きを生かすなら、余白を広めに取るのがポイント。
アパレルや美容、ブライダル、女性向けサービスなど、華やかさや特別感を表現したい名刺にもよくなじみます。
さらに高級感を加えたい場合は、金や銀の箔押し加工と組み合わせるのもおすすめです◎
用紙を選ぶ際は、実際の紙を手に取って確認するのがおすすめです。
名刺良品では無料の用紙サンプルを請求できます。
気になる用紙がある方は、ぜひお手元で色合いや厚み、手触りなどを確かめてみてください!
ビジネス名刺に取り入れたい加工の選び方
名刺には、仕上がりに変化を加えられるオプション加工もあります。
手触りや見た目の印象が変わり、デザインに特別感をプラスできるのがメリットです。
やわらかい雰囲気にしたい、高級感を出したい、写真やカラーをより印象的に見せたいなど、
名刺の用途や与えたい印象に合わせて加工を選びましょう。
おすすめの加工
角丸加工
名刺やショップカードの四隅を丸くする加工です。角を丸くすることで、やわらかく親しみやすい印象に仕上げられます。
また、持ち運びや保管時の角折れを軽減できるのも特徴です。
名刺良品では、丸みの大きさに合わせて「R3」と「R6」の2種類からお選びいただけます。
PP加工
印刷した用紙の表面に薄いポリプロピレンフィルムを圧着してコーティングする加工です。
印刷面を保護することで、耐久性が高まり、摩擦により色移りや汚れを防ぎやすくなります。
さらに、フィルムによって表面の見え方や手触りが変化するため、名刺に高級感や特別感を加えたい場合にもおすすめです。
グロスPP加工
光沢のあるフィルムを使用するため、表面がつるつるとした質感になります。
光が反射することで色が濃く鮮やかに見えやすく、写真やイラスト、カラフルなデザインを印象的に見せたい場合に最適です。
マットPP加工
光沢を抑えたフィルムを使用し、しっとりとした質感に仕上げる加工です。
光の反射が抑えられることで色味も落ち着いて見えやすく、シンプルなデザインや、上品で落ち着いた高級感を表現したい場合によく選ばれています。
箔押し加工
金や銀などの箔を使い、メタリックな輝きを加える加工です。
ロゴや会社名、名前などにワンポイントで取り入れることで、華やかさや高級感のあるデザインに仕上げられます。
名刺良品では、ツヤのある「金箔」と「銀箔」を取り扱っております。
まとめ|ビジネス名刺はデザイン・用紙・情報のバランスが大切
ビジネスで利用する名刺は、個人の名前や情報を伝えるだけではなく、会社の印象も相手に伝えるための大切なコミュニケーションツールです。
はじめて名刺を作成するときは、まずはシンプルなレイアウトを基本に、
ロゴやブランドカラー、写真、QRコードなどを目的に合わせて取り入れてみましょう。
必要な情報を読みやすく、そこに企業理念やアピールポイントも組み合わせて表現することで、
相手にもブランドイメージが伝わりやすい名刺に仕上がります。
また、フォント、用紙、加工など、さまざまな要素の組み合わせによって名刺を受け取る側の印象も変わります。
特に多くの場面で最初に手渡しする名刺というアイテムは、印刷する用紙によって色の見え方や手触りが変わり、
手にしたときの印象が大きく変わります。
伝えたい企業イメージに合う組み合わせを探してみてください。
名刺印刷では、主に自分で作ったデータを入稿する場合と、WEB上のツールで作る方法などがあります。
どの方法でも注文から発送までどのような流れで進むのかを事前に確認しておくと安心です。
データ入稿形式の場合は、印刷会社によって対応しているデータのファイル形式(PDF、Illustratorなど)が異なります。
料金や納期、データ作成の注意点などは、各印刷会社のサイトマップや入稿ガイドで確認しておきましょう。
名刺良品では、illustrator形式に対応した「データ入稿」サービスと、専用ソフトをお持ちでない方にも、
オンラインエディタでデータ作成から入稿まで行える「オンライン作成名刺」サービスをご用意しています。
どちらも最短翌日にお手元に届く、格安の名刺スピード印刷&当日出荷が可能です。お急ぎの場合の選択肢としてぜひご検討ください。
名刺良品の各案内については下記をご確認ください。
データ入稿について → 【データ入稿用テンプレート】|【データ入稿ガイド】
オンライン作成名刺について → 【デザインテンプレート】|【オンライン作成ガイド】
また、法人向けの名刺作成・管理・増刷まで名刺業務をワンストップで一任する、
名刺のバックオフィスサービス『名刺良品Biz』も展開しています。
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