こんにちは。
名刺良品ブログ、カレーが食べたい、担当Aです。
カレーといえば、夏!!
夏野菜がたっぷりとはいった夏カレーは、夏バテ中でも食欲をそそります!
多くの夏野菜は、9割以上が水分でできていると言われており、
暑さによる脱水防止に役立つ食材となっています。
夏野菜で有名なのが、キュウリ!!
キュウリは95.4%が水分なんだとか!
キュウリが嫌いな小学生がよく言う言葉『キュウリなんてほぼ水じゃん。』
以外と、ホントに、その通り!
ちなみに、トマト:94.0%、茄子:94.0%、ピーマン93.3%の水分量のようです。
また、色鮮やかな色には紫外線に強い栄養素(トマトのリコピン、ナスのアントシアニン、ピーマンのビタミンCなど)が含まれています。
夏野菜たちは、水分の多さで暑さをカバーし、
紫外線からのダメージを抑える栄養素を含んだ色鮮やかな形状をすることで、夏という季節の中で力強く育っています。
夏を過ごすために必要なものが夏野菜には詰まっているので、
濃くて彩りきれいな夏野菜を積極的に食べて元気に夏場を乗り切りたいですね。
夏バテを【スピーディー】に解決したい場合は、旬なものを食べる!
これが早く体を整える近道なのかもしれません。
印刷で【スピーディー】といえば、オンデマンド(デジタル)印刷というものがあります。
速乾性が高いトナーの使用で短納期を実現する印刷方法です。
今回のブログでは、早さと高品質に自信があるネット印刷会社「名刺良品」の印刷方法、
『オンデマンド印刷』について記事にしました。
是非、最後までお楽しみください!
オンデマンド印刷とは、パソコンの普及と共に発展していった印刷方法です。
"on demand" 『欲求に応じて』の意味が込められており、
版下の作成から印刷まで一連の工程をパソコンで対応することで『少量で』『多品種』の商品を早く、安く提供できる印刷技術になっています。
オンデマンド印刷の普及は1990年頃。
平成の初期に出てきた技術で、とても歴史は浅いんです。
私の誕生年と同じくらい、、、
現代の印刷方法では、オンデマンド印刷の他に、
再現性と大量印刷が得意なオフセット印刷、
段ボールや包装資材の印刷に適したフレキソ印刷、
高品質で耐久性のある印刷物に適したグラビア印刷、
Tシャツなどに使用されるスクリーン印刷などが主流になっています。
異なる特性がある技術の中から、印刷物によって印刷方法を選ぶことができるのが今の世です。
様々な印刷技術がある中で、
やはり知名度がある印刷方法はオンデマンド印刷とオフセット印刷でしょう。
ここからは、オンデマンド印刷とオフセット印刷のメリット・デメリットをご紹介したいと思います。
●オンデマンド印刷●
〈メリット〉
①少部数の印刷を手軽に安く印刷することができる。
②パソコン1台で版下(デザイン)から印刷までできるため、
在庫管理の効率化や廃棄コストの削減に大きな効果をもたらす。
③トナーの速乾性が高く、スピーディーに作成できるため、
短い納期で納品することができる。
④印刷ごとに名前などデザインの一部分を変更しやすいため、
迅速な対応ができる。
〈デメリット〉
①天気や湿度、印刷機の調子によって色味が変わってしまう。
②印刷機やインクの種類によって品質にばらつきがある。
③細やかなデザインには不向きで、小さい文字や罫線が太くなりやすい。
④大量印刷には不向きで、部数が増えると割高になってしまう。
●オフセット印刷●
〈メリット〉
①大量印刷に強く、部数が増えるほど1部あたりの単価が安くなる。
②精密なデザインの表現に優れている。
③高品質で、色の再現性も高い。
④特色などオンデマンド印刷では出来ない色の表現が可能である。
〈デメリット〉
①版を製作する必要があるため、オンデマンド印刷に比べて納期がかかる。
②版の作成費がかかるため少部数の印刷は割高になってしまう。
③製版費用が必要になる。
こちらがオンデマンド印刷とオフセット印刷の違いになります。
印刷方法が異なるため、仕上がりも多少異なります。
どちらの方法がいいのか、と聞かれますと "case-by-case"
臨機応変に目的に合わせていただくのが一番です。
●オンデマンド印刷はこんな方におすすめです●
・短期納期希望で、すぐに名刺が欲しい方
・100枚などの少量印刷希望で安くおさめたい方
・デザインの一部(名前のみなど)を変更して、複数のデザインで印刷したい方
●オフセット印刷はこんな方におすすめです●
・デザインにこだわりがあり、文字の輪郭や色の鮮明さなどを忠実に再現・表現したい方
・同じデザインを、大量に印刷希望の方
・仕上がりラインギリギリのレイアウトを印刷したい方
日本の印刷物の約7割がオフセット印刷によるものだと言われています。
名刺良品ではオンデマンド印刷を利用していますが、
やはり印刷機の特性上、どうしてもベタ面は色のムラが目立ちやすいです。
天候や湿度によって色味が変わることもあります。
そのため、名刺良品ではオンデマンドの特性を理解し、
高品質を目指して様々な工夫と取り組みを行っています。
オンデマンド印刷機といっても、様々な種類が存在しています。
名刺良品のオンデマンド印刷機は、
メーカー様より特別に調整していただいた現像ユニットを使用しています。
この工夫により、高精細な仕上がりを実現しています。
オフセット印刷にも引けを取らない、2,400dpiという高解像度のオンデマンド最高峰のレーザー出力機にて、
高品質な名刺印刷が可能です。
また、デザインの印象を左右する「色味」には細心の注意を払っており、
定期的に複数のネット印刷会社の出力見本を取り寄せ、世の中の色味の基準を独自にリサーチし、
弊社での管理基準の色味に相違がないか管理・確認しています。
日ごとの品質差を軽減するために、毎日の印刷機メンテナンスも欠かさず行っています。
オンデマンド印刷で作成した無料サンプルもお配りしております。
サンプルは、弊社で取り扱いしている90種類以上の用紙に、カラーチャートを印刷したものになっています。
色味や手触りなどネットではわからない部分を実際に確かめることができますので、
ご活用いただけましたら幸いです。
『無料サンプル請求』はこちらです。
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用紙サンプルは、無料サンプルと有料サンプルの2種類をご用意しております。
有料サンプルは、弊社のロゴが入っていないサンプルになっています。
裏面は何も印刷していない無地の状態になっていますので、
お客様へのご提案・紙の質感・オンデマンド印刷品質の確認などにご利用ください。
サンプル請求には、会員登録が必要です。
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※無料サンプルは、お一人様1点(1会員様1回)までのご注文となっております。
※無料サンプルの送料は無料です。発送方法は自動的に「ヤマト運送/ネコポス」となりますので、
ご確認のほどよろしくお願いいたします。
名刺良品の利用が初めてのお客様には
『はじめての方へ』のご一読をおすすめしております。
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ここまで名刺良品のオンデマンド印刷についてお話してきましたが、
みなさんはオンデマンド印刷が始まる前、印刷の歴史をご存知でしょうか。
ここからは印刷の歴史をご紹介いたします。
みなさんは『印刷』という言葉を聞くと、何を思い浮かべますか?
印刷データを作成したり。。。
注文して入稿したり。。。
光沢のある用紙か厚い用紙か…特徴に合わせて選択したり。。。
カラーかモノクロか、縦型か横型か悩んだり。。。
ロットや商品の見積もりを考えたり。。。
サイズや角丸、マット加工について調べたり。。。
準備工程でも色々な場面が思いつきますよね。
私は、ごつい機械でチラシなんかが猛スピードで印刷されていく様子が一番に思い浮かびます。
印刷という漢字に着目してみると、
私が思い浮かべる現代の印刷のイメージよりも、もっとアナログ的な印刷技法を感じます。
パソコンや機械など現代味を感じさせない【印】と【刷】という漢字にどんな語源があるのでしょうか。
調べてみると、面白い漢字の成り立ちがありました。
【印】とは、
左側の部分は爪で、下向きの手を象形しており、反対に右側は、ひざまずいている人の象形です。
どんな様子を表しているのかというと、
手で人を押さえつけ、頭を下げさせている様子になっています。
きな臭いですね。。。
なんだか一気にきな臭くなりました。
思っていたよりも、とても支配的な漢字です。
押さえつけている意が、どんどん押し付ける「しるし」という意味に変化していったようです。
次に【刷】とは、
左側は腰に布をつけた人を象形し、右側は刀を象形しています。
この漢字は、刀を布でぬぐっている姿を現しているそうです。
ここに登場している人は、生きていない人を表しているのではないかという説もあります。
布で拭う仕草から、そっと擦る。擦って綺麗にする。といった、
印刷を思わせるような意味合いの他に、「はく」「はらう」「きれいにする」といった意味も込められています。
古いものや良くない状態を取り除いて新しいものに改めることを『刷新(さっしん)』といいますよね。
その場を清めるような意味があるので、語源に出てくる人物が生きていない人を表しているのではないかと言われるのも分かるような気がします。
【印】と【刷】の要素を組み合わせてできたのが【印刷】という言葉です。
「しるし」はハンコを思わせますよね。
印章や版を用いて、文字や絵柄を紙や布などに押し付けて複製する行為全般を指す言葉になっています。
絵や文字を複製すること=印刷
この行為の歴史を遡って調べていくと、
紀元前4000年頃の古代バビロニアにたどり着きました。
古代バビロニアといえば、「目には目を、歯には歯を…」で知られている『ハンムラビ法典』が有名です。
高校に入学してすぐに習った国ですが、ハンムラビ王の印章が強すぎて今でも覚えています。
大人になって、またこの国にたどり着くなんて、なんだか面白いです。
古代バビロニアでは、粘土板に印章や円筒印章を押し付けて、
所有権の「しるし」として文字や絵柄を刻印していた【押圧印刷(おうあついんさつ)】という文化がありました。
これが印刷の原点だと言われています。
円筒印章とは、その名の通り円筒状になったハンコのようなもので、
表面に掘られた文字や絵柄を粘土板にコロコロと転がすことで連続して同じ絵柄を転写できるというものです。
どんなことに使われていたのかといいますと、
貴重品を入れた壺に蓋をした際に所有者の印として、この印章の文様を付けていたようです。
この時代にはまだ紙がありませんので、壺にそのまま印章を押していたのだと思います。
また、紙の代わりには「瓦書(がしょ)」という粘土板で作られたものを使い、
葦を削ってつくった棒状のものを粘土板に押し込んで文字を残していったようです。
こうやって作られた文字が楔形文字(くさびがたもじ)で、人類史上最も古い文字だと言われています。
形が釘みたいでかっこよくて、憧れて1〜60までの数字の書き方とちょっとした言葉は調べて勉強したことがあります。
ずっと、なんでこんな形なんだろうと思っていましたが、
文字を書くのではなく、押し当てていたと考えると納得がいく形です。
このように古代バビロニアでは、円筒印章を用いた文様の複製が行われていました。
そして紀元前3500年頃に、紙を意味する「paper」の語源となっているパピルスが古代エジプトで作られます。
パピルスは、水草の茎を加工して作った書写材料です。
パピルスに描かれた古代エジプトの『死者の書』が有名です。
パピルス紙とも呼ばれ、古代エジプトに名声と富を築いたと言われています。
紀元前2世紀頃になると、中国で現在の原型となる紙が作られます。
ここでやっと、紙を使った印刷になるのです。
古代バビロニアの押圧印刷が約6000年前で、中国での紙の誕生が約2225年前ですか、、、
名刺大国と呼ばれる日本も、なにか印刷に関する文明を外国より早く築きたかったところ。
しかし、古代バビロニアの時はまだ縄文時代で狩猟と採集を中心とした生活をしてますし、
紙の誕生の時は弥生時代です。
まだ卑弥呼様も居ない時なので、世界の文明の早さには驚くばかりです。
印刷の主な歴史として、次に登場するのは【木版印刷(もくはんいんさつ)】になります。
木版印刷とは、木の板に文字や絵を彫刻して、その上にインクを塗って紙に転写する印刷方法です。
小学校の時にやった版画と同じようなイメージです。
木版印刷の起源ははっきりと分かっていませんが、7世紀頃の中国(唐の時代)ではないかと考えられています。
中国では866年に印刷された『金剛般若波羅蜜経(こんごうはんにゃきょう)』という出版年が明記された経典が発見されています。
木版印刷は日本にも伝来しました。
その後、宋時代になると印刷業が発展し、多くの本が印刷されています。
すごい発見をしたと思ったら、またその上をいく発見をするのが歴史のすごいところ。
1445年頃に印刷界に革命が起こります。
革命を起こしたのは、この人!!
ドイツのヨハネス・グーテンベルク!!
グーテンベルクは【活版印刷(かっぱんいんさつ)】という印刷技術を発明します。
この時作られた活版印刷機は『火薬』『羅針盤』とともに、ドイツ(ルネサンス)の三大発明の一つに位置づけられます。
活版印刷は、凸型(ハンコのようなもの)でつくられた一文字一文字の字型(活字という)を組み合わせて並べ(並べた板のことを活版という)、
塗料を塗って、紙に転写する印刷方法です。
印刷機や技術だけでなく、印刷で活用する油性インキや金属活字の鋳造装置なども開発しました。
紙も印刷に適した紙を使うなどして、大量に印刷できる基盤をつくり、印刷が急速に発展していきました。
印刷業とともに出版業も創設し、
1455年には『グーテンベルク聖書』を出版しました。
グーテンベルク聖書は、現存するのは47セットのみで、
その中の一冊を、なんと日本の慶應義塾大学が購入しています。
すごい!!私も本物を見てみたいです!!
慶應義塾図書館はアジアで雄一、グーテンベルク聖書を所蔵する図書館になっています。
そして、購入価格は当時(1996年)の日本円にして約7億8000万円にも及んだといいます…
すごい…
活版印刷物の取引としては過去最高額だったようです。
そして1800年ドイツで、石灰石を利用した世界初の【石版(せきばん)印刷所】が誕生します。
これは水と油が反発する性質を利用してできた印刷方法で、板に凹凸を付けず、専用の油性クレオンで描画します。
水で湿らせた版全体に油性のインキを塗ると、水が油をはじき、図案の部分のみにインキがついて転写することができるという方法です。
この印刷方法は、高度な彫刻技術が無くても、絵柄を忠実に転写できるとして高い評価を得た印刷方法になります。
天然の石灰石を使っていたため、素材が重く取り扱いにくいことや高額で入手困難なところから、
素材は亜鉛板に変化し、さらにアルミニウムへと進化していき、現在のオフセット印刷(平版印刷)に発展しています。
オフセット印刷は、1868年に日本へ伝えられ、近代印刷の基礎を築きました。
オフセット機の発明や進化を重ね、高品質で低コストで印刷ができるとして、
現代の日本では重宝している印刷方法になっています。
1910年頃には活字を使わずに写真技術を応用した【写真植字機(しゃしんしょくじき)】の印刷技法が発明されました。
この印刷方法を簡単にいいますと、文字盤に光を当て、文字の形の光を作り、
それをレンズで拡大縮小し、印刷画やフィルム上に焼き付けて文字組みをする技術になっています。
外国から日本に入ってきた技術ですが、この技術は実用化には至っていませんでした。
1924年に日本で和文写植機が発明され、世界で初めて実用化されています。
発明したのは、石井茂吉(いしい もきち)と森沢信夫(もりさわ のぶお)です。
活版印刷では、一文字一文字の活字を利用していたため、
広い収納スペースが必要でしたが、写真植字機の登場で広いスペースを必要としない環境づくりが実現しました。
その後はコンピューターの普及もあり、
デジタル化が急スピードで成長していきます。
今ではパソコン一台あればデザインから印刷までできる時代になっています。
専門的な環境でなくても、家庭で簡単に印刷ができるようになりました。
ここで登場するのが【オンデマンド印刷】なんです。
やっと、テーマ内容のキーワードがでましたね、、、
歴史の流れが長すぎて、ここまでたどり着けないかと不安になっていたので一安心です、、、
歴史をみてみると、短時間に大量印刷が可能な技術や機械を探すような歴史を辿ってきたように思います。
しかし、人間とは時代とともに変化していくもの。
パソコンの普及と共に、印刷に対する欲求に変化が出てきます。
『少量で』『多品種』を求める人たちが増えてきたのです。
これまでやってきたオフセット印刷だと、
大量に印刷することに特化していて逆に少量だとコストがかかってしまう。。。
そのため、 "on demand" 『欲求に応じて』の意味を持つ 印刷方法、
オンデマンド印刷に注目が集まるようになったのです。
とても人間の欲求が混ざった深い歴史です。
様々な歴史を経て、今のオンデマンド印刷を活用していると思うと、この技術が尊いものに感じます。
これからもスタッフ一丸となって、高品質を保ちつつ、お安く!スピーディーに!
名刺をお客様のもとへお届けできるよう頑張っていきたいです。
オンデマンド印刷品質には自信がありますので、
是非、名刺良品の高品質のオンデマンド印刷をお試しいただけますと幸いです。
暑い日が続いております。
熱中症にならぬよう、どうぞご自愛ください。
ご注文いただけますのをスタッフ一同、楽しみにお待ちしております!!
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