名刺はビジネスにおいて第一印象を決定づける重要なツールです。
しかし、他と差別化するためにどんなデザインが効果的なのか悩んでいる方もたくさんいらっしゃるかと思います。
特に高級感や独自性のある名刺を作成したい場合、その選択肢として『箔押し加工』という技法があります。
箔押し加工を活用した名刺を使うことで、注目を集め、記憶に残りやすくなります。
本記事では、箔押し名刺の魅力や特徴について詳しく解説し、実際にどう活用できるかをご紹介します。
これからご説明するポイントを押さえることで、理想に近づけた名刺作成が可能になりますので、
ぜひ最後までお読みください。
箔押し名刺とは、名刺の一部に金や銀の箔を加えることで、特別感や高級感を演出できる名刺のことを指します。
上品な光沢を放つ箔の輝きは、デザイン全体に洗練された印象を与えるだけでなく、
受け取った相手の記憶にも強く残ります。
「箔押し名刺」とは具体的にどのようなものかをわかりやすく解説しつつ
一体どんな場面で活用できるのか、加工の種類や特徴についても触れていきます。
箔押し加工とは、素材に箔を貼り付けたり、押印をすることで模様や文字を表現する加工のことを指します。
通常の印刷では表現が難しい、光沢のあるメタリックカラーや質感を出すことができるのが特徴で、
印象に残る仕上がりになることから、高級感や華やかさを演出したい場面で多く利用されています。
箔押し加工を用いて名刺を作成することで、
受け取った相手に強い印象を与えられる「特別感のある名刺」に仕上がります。
ビジネスの場面では、自分自身や企業の価値を伝える大切なツールとなる名刺ですが、
箔押しによって、より一層その存在感を高めることができます。
例えば、高級サービスを提供する業種や、デザイン性を重視するクリエイティブな職種、
または初対面での印象が重要となる営業職などにおいて、箔押し名刺は効果的なアピール手段となります。
箔押し名刺は、単なる連絡先の交換ツールではなく、
自身のこだわりや想いを伝える「名刺以上の価値」を感じさせてくれます。
名刺良品では「金箔」と「銀箔」の2種類をご用意しており、どちらもツヤのあるものを採用しています。
箔押し加工は、名刺の印刷において、そのデザインを一段と引き立てる重要な要素の一つです。
「金」の箔押しと「銀」の箔押しは、それぞれ異なる魅力を持っています。
「金箔」は、多くの方が「箔押し」と聞いて思い浮かべるような、高級感が伝わりやすいオーソドックスな金色です。
ロゴや徽章などのワンポイント加工によく使用されますが、
落ち着きのある色合いで、広い面の加工でも派手になりすぎません。
「銀箔」は、こちらもオーソドックスな銀色ですが、ツヤがあることでメタリックな印象になります。
華やかさよりは、落ち着きやクールさを出すことが得意です。様々なデザインに調和しやすい色合いです。
金や銀の箔押し加工は、それぞれ得られる効果が異なるため、
自身のブランドイメージや用途に合わせて選ぶことができます。
また、片面で「金箔」と「銀箔」を両方使用する「混合箔」の加工も可能となっております。
「ロゴは金色、社名は銀色」といった両面印刷で片面ずつ別々の箔加工を使用することも可能なため、
より一層特別感を出すことができます。
箔押し加工を使って名刺を作成することで、一枚一枚が特別な意味を持つ名刺となります。
箔押し名刺は、高級感とデザイン性から多くのビジネスシーンで使われています。
金や銀などのメタリックな光沢が、他にはない特別感を生み出し、一目で覚えてもらいやすくなります。
また、紙質との組み合わせによって、多様な表現が可能となり、
自分らしい個性的な名刺を作成することができます。
これにより、受け取った相手へのインパクトも大きく、
信頼感や品格を伝えることができます。
名刺における箔押し加工は、視覚的なインパクトを与えるだけでなく、
そのデザインの魅力によって受け取った人の心に刻まれます。
金や銀のメタリックカラーが持つ光沢は、高級感と洗練された印象をもたらすため、
多くのビジネスシーンで利用されています。
この技法では、紙素材との組み合わせ次第で多様な表現が可能となり、
自分自身のブランドイメージをより効果的に伝えることができます。
また、フォント選びやレイアウトにも工夫を凝らすことで、
一層個性的かつプロフェッショナルな仕上がりにすることができます。
特別なイベントや重要なお客様へのアピールとして、このような名刺作成は非常に有効的です。
名刺に箔押しを取り入れると、デザインに上質な光沢が加わり、見る人の目を自然と引きつけます。
金や銀といった定番のカラーは、シンプルながらも華やかさを演出でき、名刺全体の存在感を高めてくれます。
また、箔押しはただ見た目を豪華にするだけではありません。
ロゴや社名、肩書きといった大切な部分を強調することで、相手の心に残りやすくなり、
ビジネスシーンにおいて自分自身や会社の信頼感を高める効果も期待できます。
シンプルなレイアウトにワンポイントで箔をあしらえば、洗練された印象を演出できますし、
適度に取り入れることで上品で記憶に残る名刺に仕上げることができます。
さらに紙質との組み合わせ次第では、高級感だけでなく温かみや親近感も演出することができます。
これらのポイントを踏まえたデザイン設計こそが、価値ある名刺作成への鍵となります。
箔押し名刺は、ビジネスシーンでの印象を高めるために人気があります。
ここでは、箔押し名刺を作成する際の基本情報について解説します。
箔押し加工には、金型でプレスをする方式と、箔のフィルムを転写する方式がありますが、
名刺良品では後者の『転写方式』を採用しています。
また、入稿時には色数や箔押し用レイヤーの使い方などに気をつけてデータを作成する必要がありますので、
これから紹介するガイドラインをご確認いただき、高品質な箔押し名刺を制作しましょう。
名刺良品では、箔押し加工の手順として
「箔押し部分を印刷→熱で箔のフィルムを印刷箇所に圧着→残りのデータを印刷・断裁」
という流れで加工を行います。
オンデマンド印刷機にて、箔となる部分をモノクロで印刷し、
そこの箇所に箔を熱で圧着させることにより箔押し加工が可能となります。
名刺のデザインにおいて、箔押し加工はその魅力を大きく引き立てる重要な要素です。
どの部分に箔押しを施すか、どの箔を使って加工をするのかなどを考えて名刺デザインを制作する必要があります。
箔押し加工は、通常の印刷とは異なる手順で作成するため、
入稿データを作成する際は、先程の箔押し加工の手順を考慮したデータを入稿する必要があります。
箔押し名刺のデータを入稿する際には、いくつかの重要なポイントがあります。
(1)必ず弊社の専用テンプレートをご利用ください。
転写方式の箔押しでは、箔押しをするデータとその他のデータが分かれている必要があります。
箔押しデータは『金箔データ貼り付け』もしくは『銀箔データ貼り付け』レイヤーに、
箔押しをしない通常の印刷データは『データ貼り付け』レイヤーに作成してください。
例えば、下記画像のように金箔加工とそうでないデータがあわさった名刺を作成したい場合は、
金箔データは「金箔データ貼り付け」レイヤーに、
残りのデータを「印刷データ貼り付け」レイヤーに貼り付けた状態でご入稿いただく必要がございます。
※金と銀の箔を混合して印刷したい場合は、それぞれの箔色レイヤーにデータを貼り付けて作成ください。
(2)箔押し部分は必ず「K100%」で作成してください。
印刷部分に箔のフィルムを圧着させるには、濃い色で印刷をする必要があります。
箔押しをするデータは、必ずK100%のカラー設定で作成してください。
K100%以外のカラーやグラデーションのデータでは、加工の際に箔がキレイに圧着されません。
『転写方式』の箔押し加工では、モノクロで印刷した後に箔のフィルムを圧着させるため弊社では、
箔押し箇所の色数は「モノクロ」として扱っています。
箔押し箇所以外の印刷データにカラーが含まれていれば「カラー」、
全てモノクロであれば「モノクロ」としてご注文ください。
※箔押しのみの面は「モノクロ」です。
箔押しをするデータにつきましては、ベクトルデータでの作成を推奨しています。
ビットマップ(画像)データでご入稿いただくと箔がキレイに圧着されない場合がございます。
※箔押しするデータがベクトルデータで作成されているかどうかは、データチェックの対象外となります。
あらかじめご了承ください。
参考:【データ入稿ガイド】Step05:色数とカラー設定は一致しているか確認しましょう
(3)箔押し部分の周りには1.5mm以上の余白を設けてください。
印刷ズレによって箔と他のデータが重なってしまうことを防ぐために
箔押しデータの周りに1.5mm以上の余白を取ってください。
箔押し加工後に箔押しをしないデータの印刷を行うため、「箔押しデータと通常データが重なるデザイン」や、
「ベタ面(背景など)の上に箔押しをするデザイン」は作成できません。
また、1つの面に金・銀2色の箔を使用したい場合も、同様に周りに余白を設けてデザインを作成してください。
(4)文字やオブジェクトの大きさ・線の太さにご注意ください。
名刺良品では文字の大きさは5pt以上、線幅は0.25pt以上でのデータ作成を推奨しています。
『文字・線・オブジェクト』のサイズが上記に満たないと、箔が細部まで定着しない可能性があります。
※テキストのサイズ、文字の潰れ、線幅に関しては、データチェックの対象外となります。予めご了承ください。
参考:【データ入稿ガイド】Step10:箔押し加工に合わせてデータを作成しましょう
ご注文はホームページからのみ受け付けております。
ご利用には、まず会員登録とログインが必要です。ログインしないと注文手続きには進めませんので、
あらかじめアカウントのご用意をお願いいたします。
ログイン後は、ご希望の商品を選択し、カートに追加していただきます。
その後、注文内容をご確認のうえ、決済手続きにお進みください。
決済が完了しましたら、印刷に必要なデータのご入稿をお願いいたします。
名刺良品のデータ入稿印刷ではIllustrator形式(.ai)のデータのみ対応しております。
ご入稿いただいたデータは当社で確認を行ったあとに受付日が確定します。
その後に印刷・裁断・箔押し加工などの工程が開始され、作業が完了次第、商品を発送いたします。
名刺良品の休業日は日曜日、祝日となっております。
営業日カレンダーをご用意しておりますので、ご確認いただけますと幸いです。
ご注文から納品までにかかる日数は、受付日や混雑状況によって異なることがありますため、
納期に余裕を持ってご注文いただくことをおすすめいたします。
箔押し加工の納期に関しては、この後にご紹介いたします。
ご不明な点がございましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
箔押し名刺は、紙との質感や光沢の違いで記憶に残りやすかったり、
通常の名刺と差別化にもなるため、あらゆるビジネスシーンで活躍します。
箔押し名刺をスムーズにご注文いただくための手順をご紹介します。
(1)箔押し専用テンプレートを使用し、デザインを貼り付け、入稿データをご用意ください。
作成したいサイズの箔押しテンプレートがなかった場合は、お問い合わせください。
参考:【データ入稿ガイド】Step10:箔押し加工に合わせてデータを作成しましょう
(2)箔押し加工に適した用紙の中で、理想に近い用紙をお選びください。
箔押し加工を希望の場合は、加工に適した用紙をお選びいただく必要がございます。
『転写方式』の箔押し加工では、印刷部分に箔フィルムを反応させて圧着するため、
印刷が乗っていない部分には箔を乗せることができません。
凹凸や質感のある用紙は、印刷時にムラや 白抜け(印刷が乗り切らない部分が出ること)が生じやすいため、
安定した品質での提供が難しくなります。
箔押し加工の適性が低い用紙は、弊社であらかじめご注文ができないように設定しています。
加工可能な用紙は、『取扱い用紙一覧』 > 用紙の詳細ページ > 『加工適性』の項目から確認できます。
「◯」がついていれば、加工可能です。
<検索する方法>
データ入稿印刷の「用紙を選ぶ」をクリックしていただくと、
詳細や条件で検索できるフォームがあります。
印刷仕様「箔押し加工」にチェックを入れて、
「用紙を検索する」ボタンをクリックすると、表示されます。
(3)印刷色数を選択してください。
箔押しデータの色数は「モノクロ」として扱っています。
箔押しデータ以外の通常印刷データにカラーが含まれていれば「カラー」、
通常データも含めて全てモノクロであれば「モノクロ」でご注文ください。
「箔押しデータのみの面」については「モノクロ」となります。
(4)作成したい仕上がりサイズをご選択ください。
(5)加工オプション「箔押し加工」の中で該当するものをお選びください。
注文画面では、下図のように加工面と箔の種類にそれぞれチェックを入れられるようになっています。
「チェックの数=版の数」です。
両面金箔加工をご希望の場合は、「表面/金」と「裏面/金」をお選びください。
表面に金と銀の箔を混合して印刷をしたい場合は、「表面/金」と「表面/銀」をお選びください。
(6)その他、角丸加工やPP加工、断ち落とし加工などの必要項目をご選択ください。
※箔押し加工とPP加工の両方をご希望の場合は、箔押し加工の上にPP加工をする流れとなります。
(7)版下数、ご注文箱数をご入力し、カートに入れ決済へ
以上がご注文の手順になります。
もし不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
箔押しを行うデータを便宜上「版」と呼びます。
料金は版の数によって決まるため、箔押し箇所の大きさに制限はありません。
名刺良品で扱っっている箔押し加工の価格についてですが、以下のようになります。
版の数 (箔の種類 / 加工面) | 納期 | 価格 |
1版 (金or銀 / 片面) | +1営業日 | +2,200円(税込)/ 箱 |
2版 (金or銀 / 両面) | +1営業日 | +4,400円(税込)/ 箱 |
2版 (片面金+片面銀 / 両面) | +1営業日 | +4,400円(税込)/ 箱 |
2版 (金+銀 / 片面) | +1営業日 | +4,400円(税込)/ 箱 |
3版 (片面金+銀、片面金or銀 / 両面) | +1営業日 | +6,600円(税込)/ 箱 |
4版 (金+銀 / 両面) | +1営業日 | +8,800円(税込)/ 箱 |
ご注文いただいた際の基本納期については、下記URLをご確認ください。
参考:納品・納期について
箔押し名刺は、ビジネスシーンでの第一印象を大きく左右する重要なアイテムです。
理想的な箔押し名刺を作成するためには、商品選びが鍵となります。
まず、用紙の質感や厚みは高級感を演出する上で欠かせません。
また、用紙によっても色味が異なったりするので、デザインに合わせて選ぶことで、一層魅力的な仕上がりになります。
そして、角丸加工やPP加工といったオプションを組み合わせることで、
更なる個性と耐久性を持たせることが可能です。
このように細部までこだわって商品選びを行うことで、自分だけの特別な一枚が完成します。
名刺良品では、名刺のデザインにおいて、
箔押し加工と組み合わせることでさらに魅力を引き立てる加工オプションもご用意しております。
角丸加工はその一つで、名刺の四隅を滑らかにすることによって柔らかな印象を与えます。
R3とR6の2種類を扱っておりますので、作成したい名刺のイメージにあわせてお選びいただけます。
この小さな工夫が受け取った相手に親しみやすさを感じさせ、ビジネスシーンでも好感度アップにつながりやすくなります。
また、角丸加工の他に「PP加工」もおすすめです。
PP加工とは、名刺の表面に薄いフィルムを貼る加工のことで、擦れや汚れに強くなるだけでなく、
見た目にも高級感が増します。
※箔押し加工とPP加工をご注文いただいた場合、箔押し加工の上からPP加工を施します。
名刺良品では、仕上がりの質感が異なる「マットPP加工」と「グロスPP加工」の2種類をご用意しています。
角丸加工もPP加工も無料でお取り寄せいただける用紙サンプルにて実際の見た目や手触りをご確認いただけます。
※箔押し加工のサンプルは有料サンプルのセットのみに含まれています。
それぞれの加工には異なる質感や印象がありますので、
お客様のブランドイメージや名刺の用途に合わせて、最適な組み合わせを選んでいただくのがおすすめです。
箔押し名刺のデザインを考える際、用紙選びは非常に重要です。
名刺良品では、90種類以上の豊富な種類の用紙サンプルをご提供しています。
それぞれ異なる質感や色合いがあり、お客様のブランドイメージに最適なものをお選びいただけます。
また、実際に手で触れて確認することで、印刷後の仕上がりをより具体的にイメージできます。
<用紙サンプル請求はこちら>
※箔押し加工のサンプルは有料サンプルのセットのみに含まれています。
先ほどご紹介いたしました角丸加工やPP加工のオプションもあわせてご注文が可能となっておりますので、
一層個性的で魅力的な名刺作成のお手伝いができればと思います。
ぜひ一度サンプルをご覧いただければと思います。
箔押し名刺は、高級感や独自性を演出するだけでなく、
ビジネスの場面で相手に強く印象づけるための効果的なツールです。
本記事では、箔押し加工の基本からその魅力、種類、制作時のポイントや注意点、
さらに注文方法や商品選びのコツまでを詳しくご紹介しました。
金や銀の箔を使ったデザインは視覚的にも触覚的にも印象的で、
ブランドイメージやサービスの価値を高める役割を果たします。
また、用紙選びや加工オプションの工夫によって、さらに個性を表現することも可能です。
名刺良品では、箔押し名刺の制作に必要なテンプレートやガイドライン、豊富な用紙サンプルをご用意しております。
はじめての方でも安心してご注文いただける体制を整えておりますので、
気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。
皆様からのご注文・ご相談を心よりお待ちしております。